先日、1年に一度開催される「つちや織物所」さんの展示会に。
伺ったのは最終日の午後。

つちや織物所さんは、奈良に工房を構え、染め、生地作りから、裁断縫製まで、ひとつひとつ丁寧に作られます。
畑から綿を収穫して、糸に紡いで、布を織る。
そんな布づくりを目指す、つちや織物所さんが行う取り組みの「木綿手紡ぎの会」。

展示会ではつちや織物所さんの新しいお品の紹介とともに、
「木綿手紡ぎの会」の活動も体験とともに紹介され、綿の種を取る機械や
「糸車」に「機織り機」など普段触れることのないものを
実際に見て、体験してみる。
そこに膨大な時間を費やしながら、素晴らしい生地に仕上げ、またお品物へと
変動していく様は、心が掴まれます。

ものづくりの大切さの原点を毎年感じさせてくれます。

しっとりと拝見する午後の予定で伺いましたが、
みんな考えることは同じようで知り合いばかりの時間で、
笑い溢れる居心地のいい午後でした。
来年がまた楽しみです。

Mariko HOJO