Old familiarな暮らし
マンションの一室の扉を開けると広がる心地よさを感じる佇まい。ただ新しさを感じるのではなく、どこか落ち着くそんな今回のマンションリノベーション。土間空間とリビングへ続く居心地いい廊下。白い壁と随所に使われている木が空間にあたたかみを添えています。玄関の床はダーク色のタイルにして落ち着きを。そこへ軽快な収納も用意。廊下の床はLDKと統一された床暖対応のナラ(オーク)のフローリングを。廊下の左側には収納たっぷりのウォークインクローゼットを用意。ただ全て詰め込める収納場としての印象を解消するため、建具にはガラスをはめ込んで造作で設置。
反対側の部屋はご両親が泊まりに来た時に使っていただけるようにゲストルームを用意。バルコニーの植物を眺めてもらえるゆったりとリラックスした雰囲気に。床はお打ち合わせ中に「こんなの床材あったらな〜」が偶然、デッドストックのあったものを施工。なんとも言えない味わいに仕上がっています。
LDKへの扉を開けると、右に洗面所、もう少し進むと広がるLDK空間へ。キッチンはアイディアやこだわりを詰め込んだ世界にひとつのキッチンに。スタイリッシュなオールステンレスのキッチンに、背面は木の温もりを感じるオリジナルの造作収納を計画。レンジフードはダクトを見せて、天井をなるべく高さを確保しています。腰壁まではタイルにして汚れが飛んでもお手入れしやすく、そして空間のアクセントにも。リビングも梁を剥き出しにして天井高を確保しています。光と風を感じながら、お持ちの家具やさりげなく雑貨を設えて、暮らしを満たす住まいに仕上がっています。
CUSTOMER VOICEお客様に聞く。好きなこと、住まいのこと。
━━ 北条工務店を知ったキッカケは?
お仕事でご一緒したことがあり信頼があったので、自宅を作る際には北条さんにお願いしようと思っていました。
また、友人のお宅を北条工務店さんが手掛けてらっしゃって、実際に暮らす場所としてのイメージが掴みやすかったというのもあります。
━━ 北条工務店に決めた理由は?決め手は?
最初から決めていたというのもありますが、実際最初の打合せで少しお話しただけでその場でどんどん決まっていく感覚があり、間違いないなと思いました。
━━ 打合せの進め方はどうでしたか?
最初はあまり時間がなくて十分な希望やイメージをシェアすることができなかったのですが、ポロっと口にした事も愼示さんと影山さんがしっかり汲み取ってくださって次の打合せにはサンプルやイメージコラージュが揃っていたりして、毎回感動していました。
あと実際工事が始まってから何度か休みの日に現場を見に行ったのですが、いついっても現場が綺麗に整っており周辺の方への配慮も完璧で、最初から最後まで気が行き届いた素晴らしいお仕事でした。
━━家づくりにおいてどうしてもしたかったことは何ですか?
仕事で撮影場所として自宅を使う事も多く、どうせならいい雰囲気で写真を撮れるような場所にしたいと思っていました。デザイン性の高い内装にするのではなく、シンプルで温かく、自分たちの持ち物が味わいを加えていけるような家にしたかったです。雑貨の似合う家がコンセプトでした。
━━ 家づくりにおいて参考にしたものはありますか?
部屋ごとの機能やデザインのイメージは、カーサブルータスの特集やピンタレストなどが参考になりました。でも、一番役に立ったのは実際のリノベーション事例を見に行ったことです。休日はリノベーションをした友人宅をはしごしたりしていました。
━━ 一番難しかった事、悩んだ事・こだわったことはなんですか?
こだわったことはキッチンです。主に料理をするのは主人なのですが、以前のキッチンがとても狭かったので、思い切り料理ができるよう彼の希望はできるだけ諦めずに盛り込みました。料理のレパートリーも増えたので、満足しているんだと思います。笑
━━ 家を建てるまでで、思い出深いエピソードを1つ教えてください。
色々あるのですが一つ上げるなら、ゲストルームの打合せの時、主人がふと思い立って「こんな床あるじゃないですかー」と話した時に「あ、ストックにそういうのあったかも!」とその場で調べていただいて、北条工務店さんの倉庫に眠っていたデッドストックがイメージ的にも平米的にもぴったりだった時です。とても気に入っていて、その床を見る度にニヤリとなります。
━━ この家で気に入っている場所、つい自慢したくなる場所はどこですか?
(ご夫婦それぞれ教えていただけると有難いです)
夫:もちろんキッチンです。無垢のウォールナット材でカウンターをシンプルにかっこよく仕上げていただき、妻と一緒にいつもそこでお酒とおつまみを楽しんでいます。サンワカンパニーのステンレス製キッチンに、きれいにビルトインで収まってくれているMieleの食洗器とAEGの電気オーブンも日々の生活を助けてくれますし、念願のピザも作ることができて最高ですね。料理をしながらリビングを一望できるレイアウトも気持ちがいいです。
妻:寝室です。友人が経営するブランドで企画デザイン中だったタイルカーペットを敷くと決めていて世界で一番最初の施工例になりました。自分たちも手伝ってクーラーの入ってない真夏に汗だくで敷き込みをしたのもいい思い出です。
━━ 今、暮らしてみて思うことはなんですか?暮らしてみた感想をお願いします。
毎日家に帰るとほっとします。賃貸で身軽にいるべきか、自分の住処を作るべきかということも悩みましたが同じ時間を過ごすなら、自分たちの気に入った快適な空間で暮らすべきだと今は思います。家中どこにいても幸せな気持ちになるというのは、とても豊かなことだなぁと思っています。しばらくたってから家を見に来てくださった北条工務店の皆さんが「とても落ち着くいい空間になりましたねー」としみじみ言ってくださったのがとても嬉しかったです。
━━ これからお家づくりをされる方々にアドバイスをお願いします。
こんな風になってると幸せだなぁということをたくさんイメージする事かと思います。予算や環境の要因で、できるできないはもちろんあるんですが、その軸が揺るがなければ、北条さんがプロの知識と経験で出来る限り実現してくれます。そこに暮らす自分たちを想像しながら、家づくりを楽しんでください!