北条工務店

Seamlessな暮らし

明治時代から代々大切に住み継いでこられた住まい。古民家の良さを生かしながらも、洗練された新しさと快適さで、未来へ繋ぐ家に。

お子様の成長に伴い、元々住まわれていた離れが手狭になり、お母様がお住まいの母屋と住み替えるためリノベーションされることに。明治時代に建てられてから、リノベーションを繰り返し、代々大切に住み継いでこられたお家の良さを残しつつも「ザ・古民家リノベーション」ではなく、洗練された空間へと革新できるように、考え尽くされた住まいです。

間取りは、応接間や和室は最小限にするなど大きく変更、玄関を入って右手は家族みんなが集まるLDK、左手に家族それぞれの個室などを配置しています。玄関は既存の床、天井やドアを残し、昔の趣が感じられるようにしました。右側の扉を開けると、LDKにご主人のワークスペースが加わった大きな一つの空間が広がります。そこは家族が集まりゆったりと寛ぐ場所。断熱材やサッシも一新し、趣のある薪ストーブと床暖房で、寒い日も暖かく過ごせます。南側の窓は最初のプレゼン時にご主人の心を鷲掴みした「インド家屋」のイメージを忠実に再現しインパクトを。広い空間を見渡せるキッチンにはアイランド型を設置。外部に面していないダイニング空間には、室内窓を設け、明るさを確保できるように工夫しました。

玄関の左側は、昔の佇まいをより濃く残した空間が広がります。離れと繋がる唯一の和室には、仏間や床の間と、昔の趣をそのままにしています。子供部屋は足触りがよく温かみのある杉の無垢材を使用。クロスを好みの色にするなど遊び心をプラスしました。

建物全体にかかる立派な梁は、どこの部分をどの高さで見せるのが美しいのか、照明と共に綿密に計画、大黒柱はあえてそのまま見せるようにしています。
代々大切にされてきた立派なお家が、新しい感覚を取り入れて、未来へと繋がっていく そこに暮らす家族の思いに寄り添う住まいへと仕上がりました。 

CUSTOMER VOICEお客様に聞く。好きなこと、住まいのこと。

━━ 北条工務店を知ったキッカケは? 

本屋で立ち読みした雑誌に北条工務店が手掛けた家が掲載されていて、話を聞いてみようと思いました。 

━━はじめて北条工務店に会ったときの気持ち・感想をを教えてください。

オシャレだけれど、芯のある人だと思いました。 

━━ 北条工務店に決めた理由は? 

最初に完成後のリビングのイメージとして見せていただいたインド家屋の写真に心を鷲掴みにされました。「あなたの理想はこうでしょう」という言い当てられたようで、その瞬間、「もう全部お任せします」となりました。 

━━好きな色・国・映画・物・コトなど、ありますか? 

夫:ラテン系の国。生真面目じゃなくて、その時々を精一杯生きているから。
妻:青系の色。気持ちがおちつく。 

━━打合せの進め方はどうでしたか?

毎回、完成後のイメージを写真で観せてもらえたことで、こちらの要望を伝えやすかったです。こちらが大まかに伝えた希望が、次回の打ち合わせですごく素敵な写真で示してもらえるのでワクワクしました。 

━━ この家をリノベーションするのに「どうしてもしたかったこと」はなんですか? 

家の中心になるような場所が欲しかったので、キッチン、ダイニング、リビングに加え、仕事スペースもひとつになった広くて開放的な空間をつくることでした。 

━━ 一番難しかった事、悩んだ事・こだわったことはなんですか? 

日本家屋のリノベーションだったので、冬でも暖かくなるように断熱性です。 

━━ リノベーションする中で、思い出深いエピソードを 1 つ教えてください。 

大工さんが休憩中に子どもの相手をしてくれて、よくなついていました。おかげで金槌で釘を木に打つ大工さんごっこをするようになったのがおもしろかったです。

━━この家で気に入っている場所、つい自慢したくなる場所はどこですか? 

リビングの片隅に隠れ家風になっている仕事スペースです。とくに本棚と一体になった仮眠スペースはすごく気に入ってます。

━━この家に引越をして「したいこと・やってみたいこと」はどんなことでしたか? 

里山にある家なので、薪ストーブで暖をとったり、裏庭につくったウッドデッキでBBQをするなど、自然に溶け込んだ暮らしをしたいです。 

━━計画中に参考にしたものがあれば教えてください。

すこしまえに家を新築した友人の家が素敵だったので、それを参考にしました。 

━━今、リノベーションしてみて思うことはなんですか?家が完成した感想をお願いします。 

どうしてもいじれない箇所などがあり、既存の梁や柱を再利用しているのに、まったく新しい家になっていることに改めて驚いています。

━━これからリノベーションされる方々にアドバイスをお願いします。

着工前に自分がどうしてもこだわりたいところを伝えて、具体的なイメージを提案してもらうことが大切かなと思いました。無理かなと思うような希望でも必ず実現するので、新築ではなくても自分たちの住みたい家をつくることができると思います