LIMITEDな家
緻密に考えぬいて自分たちらしい住まいに。
三方を囲われた小さな敷地に建てる26坪のお家。「フランスのアパートメントのように小さくても、自分たちらしく大人の暮らしを楽しめるそんなお家にしたい」と、ご実家があった場所に、建替という形ではじまった今回の住まい。
2階にLDKやお風呂、洗面室を配置し、隣家に囲われていることで心配だった光の取り込みや視線の問題を解消。
LDKは16帖とコンパクトながらも、勾配天井にすることで空間に広がりを持たせ、 2箇所に設けたトップライトからはやわらかな光が差し込む、穏やかな空間が生まれました。
要所に設けた造作の収納は、無駄なく、片付けやすいように入れるものを計画時に決めることにより、住んでから使い方を悩みません。 生活リズムが異なるご夫婦のために、1階にはご夫婦の寝室をそれぞれに用意し、客間としても使える和室も配置。互いの音を気にせずゆっくり休めるように考えられています。
敷地いっぱいに建つ家の外観は、ガルバリウムを採用し、軽やかさを演出。空間のアクセントとなる無垢材のヘリンボーン張りやPタイル、遊び心をくすぐるアクセントクロス、階段空間の一面にある印象的な8連窓の室内窓。
光の捉え方、素材の使い方、色の合わせ方など、細部への配慮から空間に深さが生まれ、大人が楽しめる軽やかさもある、味わい溢れる空間に仕上がりました。
━━ 好きな国は?
夫:好きな国はワインの生産国(特にスペイン)
妻:好きなものはワインとヨーロッパ(オレンジの街灯や古いものと新しいものが共存する街が好きです)
━━ 北条工務店を知ったきっかけは?
夫が以前お世話になったこともあり、お名前は存じ上げていました。大阪のレストランに食事に行った際「ここ北条さんがリフォームされたんやで」と聞き、シンプルでありながら洗練されたデザインに、もしそういった機会があれば是非お願いしたいと考えていました。
━━ はじめて北条工務店に来て頂いた時の感想を教えて下さい。
とてもステキな事務所で、まず扉(正面)に心奪われました。造作でこんな印象的な扉も作れるんだ~と感心したのを覚えています。また私の場合、マンション売却からのスタートでしたので、無料相談会の際にそれも含めて親身になって相談に乗っていただき、ここでお任せしたら間違いないと確信しました。
━━ 北条工務店に決めた理由は?
HPや情報誌で施工例を見て、自分が理想とするイメージと合致したからです。上記にも記載したように、 私の場合即決でしたので迷うことなく決めました。
━━ 打合せの進め方はどうでしたか?
狭小地で3方が囲われている土地でしたので厳しい条件でしたが、プランニングの段階、要望をすべてお伝えしました。リビングを2階にもってくることは想像していなかったので、そのプランが出た時は正直戸惑いもありましたが、メリットやデメリットも含めて時間をかけて説明をしていただき納得いく形で進めることができました。また床材やタイルなど、すべて自分たちで決められる利点はありますが、なかなか全体像がイメージしにくい中、いくつかサンプルを取り寄せていただき、実際現物を見ながら検討し進めることができました。事務所の雰囲気が好きでしたし、最終の打合せが終わってしまった後は寂しい気分になりました。
━━ 家を建てるまでで思い出深いエピソードをお願いします。
生まれて初めて地鎮祭を経験し、厳かな雰囲気の中で身の引き締まる思いでした。地鎮の儀では声掛けをするのですが、予行練習しておくべきでした・・・
━━ この家で気に入っている場所、つい自慢したくなる場所は?
トップライトを2か所設けて頂いたことで太陽の日差しを感じられ、朝、階段を上っている時、リビングの電気を消し忘れたかと錯覚するほどです。洗面台は海外のバスルームを参考に、周りのタイルや鏡を決めました。アンティーク調の鏡と大理石風タイル、木の風合いに大満足です。屋根裏は秘密基地のようで、荷物を収納するだけではもったいなく、明かりも入るため気候の良い時はラグを敷いてお昼寝にチャレンジしてみようと思います。
━━ 今家を建ててみて思うことはなんですか?家が完成した感想をお願いします。
今まで感じることが少なかった、太陽の光や風・空気の流れを感じる家となりました。久々にお布団を干すと太陽のにおいがして、眠りを誘います。2階に持って上がる大変さはありますが、それにまさる満足感です。
━━ これから家を建てる方々にアドバイスをお願いします。
一生に一度の大きな買い物なので、事前に勉強しておくことも必要かと思いますが、自分のイメージするものが漠然としていても、それを読み取って形にして下さいます。北条工務店であれば完成見学会も実施されていますので、そちらに足を運ばれてみるのも良いのではないでしょうか。