玄関を開けると、洗面、脱衣室、パントリー、トイレへといくつかの動線へと繋がります。ひとつは、ホールからもパントリーからも使用できる収納スペースを用意。一部土間にして、靴なども収納可能に。その奥にはパントリーを配置。そして、LDKへと続きます。玄関ホールのすぐ近くには使い勝手を考えて、お客様も使える洗面台を設置。さらに玄関から脱衣室に、お風呂へ、逆にはウォークインクローゼットを配置、そこからLDKヘ。家族の過ごすそれぞれの時間に使いやすいように、暮らし方に寄り添うプランを計画しました。

LDKはL型に配置し、一部は念願の畳スペースを用意しました。床の高さも少し変えて、空間に彩りを。階段は、壁を設けずに、鉄骨の手すりを配して、空間を軽やかで広く感じられるように。暗くなることが心配だったキッチンスペース周辺は大屋根にトップライトを設置し、2階の床もガラスにすることで、1階への採光を確保しました。2階には主寝室と子供部屋、そしてゲストルームとランドリールームの5つの部屋を用意。ランドリールームは、バルコニーとも面しているため、洗濯物の行き来がスムーズに。

雨に濡れにくいように玄関ポーチに庇をつけたり、濡れた傘をかけられるように計画したり、外用のほうきをかけられるように考えたり、利便性だけを考えるのではなく、過ごしやすさも考慮しながら、少し少しの思いやりがやがて、空間全体へと行き渡る家族への思い溢れる家に仕上がりました。

━━ 北条工務店を知ったキッカケは？

工務店をまとめて紹介しているホームページで、お洒落な家を建てる工務店さんだなあと思い、他の工務店数社と一緒に申し込んだのがきっかけでした。

━━ 北条工務店に決めた理由は？

自分たちのわがままな要望を盛り込んで貰えそうだったこと初めて行った吉田さん担当の完成見学会が素敵すぎて・・・その後、雑誌で見た吉田さんデザインのセンスに惚れ込んだこと。打ち合わせの回数が多く、楽しみながら時間を掛けて満足のいく家作りをさせてもらえそうだったこと。

━━ 打合せの進め方はどうでしたか？

毎回カフェに通っている気分で楽しく素敵な時間を過ごすことが出来ました。都度決めていくテーマがあり、完成見学会やショールーム巡りで大阪や神戸、滋賀にも足を運び、気に入った装飾や照明、家具など、ひとつひとつじっくり考えていくことが出来てとても満足しています。

━━ 家を建てるまでで、思い出深いエピソードを1つ教えてください。

北条さんと吉田さんが造作のデザインで意見をぶつけていたこと。どちらも自分の考えを簡単には曲げずに良いものを作ろうとするこだわりが印象的でした。そうやって考え抜いて頂いた家具をこれから使っていけることに喜びを感じています。

━━ 一番難しかった事、悩んだ事・こだわったことはなんですか？

北条工務店さんの完成見学会に行ったり、ショールーム回りをしていると、自分たちのやりたいことが沢山出て来て、どうしたら部屋全体の雰囲気を壊さず、バランスが取れるのかということが最後まで分からず、悩みました。悩んだ時は吉田さん、が私達の合言葉でした(笑)

━━ 今、家を建ててみて思うことはなんですか？家が完成した感想をお願いします。

私達にとって北条工務店さんとの家作りは本当に楽しすぎました。毎回すごく長い時間の打ち合わせに、熱心に話を聞き、私達が思いもしない提案を沢山してくれたり、色々な思いを受け止め、より良くしようと一生懸命に動いてくれた吉田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。思い描いた理想の家がついに完成した嬉しさと、完成してしまった寂しさを感じています。また、これからは、この家をどうやってより自分たちらしい暮らしにあわせて発展させていけるのか、というワクワク感もあります。打ち合わせを覗いては気に掛けて頂き、また上棟式や引き渡しのときに心に残る温かい言葉を頂いた北条さん、現場で決める方がわかりやすいことも沢山あるからといつも声をかけてくれた杉本棟梁や山崎さん、他にも北条工務店の皆さんはいつも私達を心地良い環境でいられる雰囲気づくりをしてくれました。本当にありがとうございました。

━━ 今これから家を建てる方々にアドバイスをお願いします。

自分たちの好きなこと、やりたいこと、生活のくせをよく考え、進めていくと良いと思います。北条工務店さんはそれを遠慮なく言っても、より良い形に出来上がる方法を一緒に考え、時には軌道修正してくれます。本当に施主主体の家作りを一番に考えてくれる工務店さんだなぁと、建て終わってからしみじみと感じています。設計の人が最初から最後まで責任を持って担当し、寄り添ってくれるので、安心して家作りを進められると思います。