立地や広さ、ライフスタイルを考え、駅近マンションをフルリノベーション。

清潔感のある白で統一された玄関には、天井までのたっぷりとした収納を確保し、コート類をかけられるようにクローゼットを用意。
その先のリビングへと繋がる造作扉は、一部ガラスをはめ込み、明るさと開放感を確保し、開けたままでも邪魔にならないように、引き戸にしました。

扉を開けると、やわらかな光が広がるLDK。
キッチンは海外の食洗機を導入でき、仕様も自由に選択できるハンセム社のオーダーキッチンを採用。天板はステンレスのバイブレーション仕上げにし、シンクの下はゴミ箱収納に。背面収納も全てオーダー仕様にし、食器がたくさん入るように引き出しに。
面材はウォールナットで統一し、床はPタイルでお手入れもしやすいように計画しています。
ダイニングテーブルの背面には、調べものをしたり、本を読んだりできるデスクスペースにして、書類等も収納できる棚も作ってスッキリとした空間に。
ダイニング横には水周りスペースをまとめて設置。
洗面化粧台は、キッチンと同じくハンセム社で製作し、機能面と意匠面の両立を。隙間ができそうなところには収納を細かく設け、無駄のない作りにしています。

リビングの横はフリースペースにして、将来的に必要になれば、扉も設置可能なように計画。
照明器具をはじめ、多様なデバイスを組み合わせて、快適に住まうスマートホームも導入。
機能性も手触りも、ひとつひとつ吟味して、10年後もその先も心地よく過ごす暮らしが実現しました。

━━ 北条工務店を知ったキッカケは？

家づくりを始める際に買ったSUUMOに載っていました。ショールームでタイルなど実物をいろいろ見られるのが良いなと思いました。

━━ 北条工務店に決めた理由は？

 私達が要望した間取りをそのまま形にするのではなく、使い勝手を考えた案を提案してくれたこと。初回の打ち合わせで好みのテイストを伝えただけなのに、好みにぴったりのタイルやインテリアを提案してもらえたこと。一般的な新築住宅ではあまり見ない質感の良い建材を使った完成事例を見て、シンプルでおしゃれな理想のテイストの家を作ってもらえそうだと感じたこと。 

━━ マンションリノベを選択した理由を教えてください。

限られた予算内で、希望の立地、広さを満たし、住宅設備や間取り、デザインにこだわった家にしたかったので、マンションリノベにしました。

━━ 印象深い、思い出に残っている打ち合わせはありますか？

 TVボード背面壁のタイルを選ぶとき、濃い色と淡い色どちらにするかで夫婦の意見が対立していましたが、影山さんのアドバイスを受けて２人とも納得して決めることができました。
いろんな経験を持っているプロの方の意見はとてもありがたかったです。

━━ 一番難しかったこと、悩んだこと、こだわったことはありますか？

夫:リビングのフローリング。
自分でも10社以上からサンプルを取り寄せて質感や耐久性を考えて選んだものが、影山さんが当初提案してくれていたものよりかなり高額で悩みました。
しかし、長く使えて簡単に買い替えることができない家具と考えて奮発しました。

妻:トイレ背面の壁紙。夫婦で好みが違ったため、輸入壁紙も含めてかなり悩みました。

━━この家で気に入っている場所、つい自慢したくなる場所はどこですか？

夫：一番を決めるのは難しいのですが、住み始めて思っていた以上に良いなと思ったのは洗面所です。
側面に収納を設けた造作洗面台や間仕切り用のロールスクリーンの使い勝手が良く、機能的に仕上がりました。
洗濯機の取水口の位置を変えることでデッドスペースをなくすなど、寸法をギリギリまで詰めたので設計担当の方は苦労されたと思いますが、洗面所を最大限広く取れて良かったです。
妻が影山さんと選んだ照明やタイルも格好良く、自慢の洗面所です。

妻：寝室です。自分達で塗ったポーターズペイントのくすんだブルーの壁、柔らかい光が広がる球状のペンダントライトなど、理想の空間ができて満足です。

━━ 計画中に参考にしたものはありますか？

①住宅設備・建材ショールーム
毎週のようにいろんなショールームを巡り、世の中には自分の知らない便利な住宅設備、おしゃれな建材がいっぱいあることを知りました。実物を見ると写真では分からない質感まで分かるので、目に見えるところは大体実物を見てから決めました。 

②Pinterest
各部屋のデザインや収納について夫婦で意見を擦りあわせたり、影山さんにイメージを伝えるのに利用しました。

③飲食店や服屋
キッチンや洗面所など、真似したいデザインがあれば写真を撮るようにしていました。 

━━ これからリフォームされる方々にアドバイスをお願いします。

デザインに関しては北条工務店さんに任せればおしゃれな空間にできますが、機能性に関しては人それぞれの生活スタイルによって最適性は異なるので、施主自身も一緒になって考えた方が、より自分たちに合った住みやすい家になると思います。
日常の動きをイメージして、収納やスイッチ類がどこにあると便利かを想像し、プランナーさんと相談すると良い家になると思います。